5軸マシニングセンター専用
「バイスの着脱」に特化した自動化ロボット

「バイス交換・自動化ロボット」とは、SRT(三和ロボティクス)が5軸マシニングセンターの性能を100%引き出すために開発した、ワークを取り付けたバイスの交換・着脱作業を自動化するロボットです。

あらかじめ設定しておけば、基本的に無人での使用が可能。立ち会いの必要はありません。休日や夜間も稼働できるため、生産性が飛躍的に工場します。

自動化の流れ

これまで「人」が行なっていた作業を自動化
完全無人での使用が可能に

  • ❶バイスを自動投入

    ストッカー内に材料を取り付けた状態でバイスを収納しておけば、ロボットアームがマシニングセンター内にバイスを自動で投入します。

  • ❷機内クランプに自動固定

    材料を把持したバイスを、ロボットが自動で固定します。
    固定後は、マシニングセンターが加工を開始します。

  • ❸加工済みワークを自動排出

    加工終了後は、ロボットアームがワークをバイスごと自動で排出し、ストッカーに再収納。次の未加工ワークが付けられたバイスを自動でセットします。

設置イメージ

5軸マシニングセンターに隣接して設置

5軸マシニングセンターの図面

5軸マシニングセンターの横に、以下のスペースがあれば設置できます。

  • ●幅0,000mm以上×奥行0,000mm以上
  • ●床コンクリート圧120mm

導入中のマシンにも接続できます

新規導入予定の場合はもちろん、すでに使用中の5軸マシニングセンターに後付けすることが可能です。 国内主要マシニングセンターに対応しています。

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主要部位

省スペースと汎用性を両立

バイス交換・自動化ロボットの写真

本体・ストッカー

ワークを5軸バイスに取り付けた状態で、最大16個まで収納できます。

操作パネルの写真

操作パネル

各種設定・操作・装置状態の確認などを行います。

  • 機内クランプの写真

    機内クランプ

    コンパクト設計。より広い作業領域を確保します。

  • 6軸多関節ロボットの写真

    6軸多関節ロボット

    多関節ロボットを採用することにより、省スペースで自由度の高い搬送を実現。

  • ロータリーテーブルにも対応の写真

    ロータリーテーブルにも対応

    付加1軸タイプ/2軸タイプのどちらにも対応。メーカー制限はありません。

  • クランププレートの写真

    クランププレート

    専用のクランププレートを使うことで、各種メーカーのバイスに対応できます。

仕様・スペック

形式 NEXSRT
ワーク投入方式 バイスチェンジ方式
バイス搭載数 16個 32個(オプション)
搭載ワーク最大サイズ 100㎜(D)×140㎜(W)×100㎜(H)
最大可搬重量 5.5kg(バイス含む)
装置寸法 1250㎜(W)×1990㎜(D) ×2430㎜(H)
装置質量 650kg
内蔵ロボット NACHI製 MZ12H
電源 200V 3相 20A(最大6KVA)
空気圧 0.5Mpa(クリーンエア)
通信仕様 Ethernet I/P
エア接続 ロータリージョイント
オプション 加工機側面自動扉
ストッカー棚(16ストック)追加
バイスプレート(各メーカー対応)
注意事項

・ロボットの教示には、労働安全衛生法59条3項に定められた安全衛生特別教育規定18条に基づく特別教育を受講する必要があります

・装置設置場所の床はコンクリート厚120㎜以上必要となります

※︎外観・機能・仕様等は予告なく変更する場合があります。